寿司に合うお酒は日本酒か緑茶。そう決めてしまうのは、少しもったいないかもしれません。

この日の食卓です。寿司も、ロティサリーチキンも、ワインも、全部コストコで買いました。 ワインは868円のスペインのカバです。
1. 店頭のワイン棚レポート(購入店舗:コストコ)

コストコのワイン売り場は、棚ではなくパレットに箱で積まれています。値札は柱に貼ってあります。
| 銘柄名 | コドルニウ エレンシア ブリュット |
| 購入店舗 | コストコ 新三郷倉庫店 |
| 商品番号 | 27405 |
| 通常価格 | 1,088円(税込) |
| 購入価格 | 868円(税込) ※レジにて220円引き |
| 容量 | 750ml |
| アルコール | 11.5% |
220円引きのクーポンが効いて868円でした。 値札には「2026/09/27まで有効」と書かれています。この値段は常設ではありません。
なお、コストコの値札は税込表示です。 レシートの「10%対象 7,040円」が、この日買ったワイン5本の合計と1円まで一致しました。
2. 裏ラベルに書いてあること

裏ラベルを見て、1行だけ目を引くところがありました。
| 品目 | 果実酒(発泡性) |
| 原産国 | スペイン |
| アルコール | 11.5% |
| 輸入者及び引取先 | コストコホールセールジャパン株式会社 |
輸入しているのがコストコ本体です。
普通、スーパーに並ぶ輸入ワインの裏ラベルには、酒類専門の輸入商社の名前が入っています。前回のラ・カラはモンテ物産、カデ・ドックはエノテカでした。ここにコストコの名前が入っているということは、コストコが直接輸入しているということです。
間に入る会社が1つ減れば、そのぶんは値段に出ます。868円という価格の説明として、これはかなり素直な答えだと思います。(あくまでわたしたちの読み方で、コストコが公表しているわけではありません)
首には D.O. CAVA GUARDA のシールが貼られています。表ラベルには「HOMENAJE AL PRIMER CAVA ELABORADO EN 1872」——1872年に造られた最初のカバへのオマージュ、と書かれています。
ラベルに品種の記載はありません。 海外の販売店の商品説明では、カバの伝統的な3品種(マカベオ/チャレッロ/パレリャーダ)とされています。
3. 夫婦それぞれのテイスティング評価
| 評価者 | 評価 | 感想 |
|---|---|---|
| 夫 | ★★★★☆(4 / 5) | アルコールも11.5%とワインにしては低めで飲みやすい。デイリーワインとしての価格も魅力的。 |
| 妻 | ★★★★☆(4 / 5) | スッキリしていて飲みやすい。お肉よりも魚介系やとりむね肉のようなさっぱり目のメニューとの相性が良さそう。 |
2人とも★4。そして「また買うか」は「はい」です。
これまで飲んだなかで、868円でこの評価がついたのは初めてでした。
夫のコメントで面白いのは、アルコール度数に触れているところです。
> アルコールも11.5%とワインにしては低めで飲みやすい
前回のラ・カラは13%で「軽い」と評価しました。度数が高い方を「軽い」と言い、度数が低い方を「飲みやすい」と言っている。 体感の軽さと度数は、必ずしも同じものを指していないようです。
4. 合わせた料理

この日のメインはコストコの寿司でした。マグロとサーモンの刺身、鉄火巻き、サーモンの巻き寿司が1つのパックに入ったものです。それとロティサリーチキン。
そこに1品だけ手を加えました。タコとマッシュルームと黒オリーブのハーブ蒸しです。
タコとマッシュルームと黒オリーブのハーブ蒸し(調理時間 15 分)
材料
- ゆでダコ 食べる分だけ(ひと口大に切る)
- マッシュルーム 1パック
- 玉ねぎ 少々(みじん切り)
- 黒オリーブ(種なし) 10個ほど
- 刻みにんにく(瓶詰め) 適量
- ローズマリー 1〜2本
- オリーブオイル 適量
- 白ワイン ひと回し
- 塩・こしょう 適量
作り方
- マッシュルームは軸を切り離し、軸はみじん切りにする。かさはそのまま使う。
- フライパンに油をひかず、マッシュルームのかさを乾煎りする。水分が出て、香りが立つまで。
- みじん切りの玉ねぎとマッシュルームの軸を加える。オリーブオイル・刻みにんにく・黒オリーブ・ローズマリーを入れ、白ワインをひと回しして、弱火でじっくり炒める。
- 塩・こしょうで味をととのえる。
- 最後にタコを入れ、火を止めて蓋をし、余熱の蒸気で蒸す。
黒オリーブはコストコで買った6パック入りのものを使いました。タコとマッシュルームは別のスーパーです。
アヒージョに見えますが、オイルで煮ていません
写真だけ見るとアヒージョですが、オイルにひたひたで煮る料理ではありません。 この料理の要は、最初の工程にあります。
マッシュルームを、油をひかずに乾煎りすること。
フライパンにマッシュルームだけを入れて火にかけると、しばらくして水分が出てきます。そこから香りが立ちます。 最初から油を入れてしまうと、この香りは出ません。
出てきた水分に、みじん切りの玉ねぎとマッシュルームの軸を加えて弱火でじっくり炒めます。軸を捨てないので、かさと軸で食感が2つになります。ここでオリーブオイル・にんにく・黒オリーブ・ローズマリーを入れ、白ワインをひと回し。
味付けは塩とこしょうだけです。 アヒージョのようにオイルを足していく料理ではないので、素材から出たものが味になります。
そしてタコを入れるのはいちばん最後です。入れたらすぐ火を止め、蓋をして余熱の蒸気で蒸します。
タコを硬くしないためです。 ゆでダコはもう火が通っているので、これ以上加熱する必要がありません。炒めている途中で入れてしまうと、ゴムのようになります。この1点だけで、同じ材料でも仕上がりが変わります。
にんにくは記事09と同じ瓶詰めの刻みにんにく、仕上げにローズマリー。わが家のフライパン料理は、だいたいこの2つが入ります。
全部で15分ほどです。
5. ペアリング検証:寿司に泡は合うのか
結論から言うと、合いました。
理由は2つあると思っています。
1つめは、泡が口の中を流すこと。
これは前回、ラ・カラと焼きししゃもで書いたのと同じ働きです。魚の後味が残ったところに泡が入ると、次の一貫がまたおいしくなります。炭酸がある分、白ワインよりも直接的です。
2つめは、寿司には醤油と酢が入っていること。
酢飯の酸味と、辛口のカバの酸は喧嘩しません。むしろ近いところにあります。
ただし生魚と赤ワインのような「合わない」組み合わせと違って、ここは誰でも分かるほど劇的ではありません。 「邪魔をしない」に近い相性です。
そしてロティサリーチキンとも合いました。 妻のコメントにある「とりむね肉のようなさっぱり目のメニュー」がまさにこれです。
6. 妻の評価が、2本続けて同じ方向を向いた
これが今回いちばんの発見でした。
| 妻のコメント | |
|---|---|
| ラ・カラ(イタリアの白) | 非常にスッキリしていて魚介類との相性がいい |
| コドルニウ(スペインの泡) | お肉よりも魚介系やとりむね肉のようなさっぱり目のメニューとの相性が良さそう |
産地も品種もタイプも違うワインで、同じ人が同じことを2回言っています。
これは「このワインが魚に合う」という話ではなく、「スッキリした辛口は魚に合う」という一般則を、わが家が2回確かめたということだと思います。
夫婦で飲んで両方記録していると、こういう繰り返しが見えてきます。 1本ずつのレビューでは気づけませんでした。
7. まとめ:868円で、週末の食卓が1段上がる
| 夫 | ★4(また買う:はい) |
| 妻 | ★4 |
| 価格 | 868円(通常1,088円・クーポン220円引き) |
| 合った料理 | 寿司・ロティサリーチキン・タコのハーブ蒸し |
コストコで寿司を買う日に、同じ店でこれを1本足す。 合計しても、外で飲むより安く済みます。
このサイトでは「ワインは産地で選ぶべき」で、1,000円台の旧世界はスペインが例外だと書きました。今回もスペインです。 例外というより、そろそろ「スペインは安くて外さない」と言い切っていいのかもしれません。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。お酒は適量を楽しみましょう。


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