「カバなんて、どれも似たようなものでしょう」
わたしたちもそう思っていました。 3日違いで2本開けるまでは。
1. スペックを並べると、ほぼ同じです
3日のあいだに、別々のスーパーで2本のカバを買いました。
| ハウメセラ カヴァ ブリュット | コドルニウ エレンシア ブリュット | |
|---|---|---|
| 購入店 | 三徳 | コストコ |
| 価格(税込) | 835円 | 868円 |
| 原産国 | スペイン | スペイン |
| 品種 | マカベオ / チャレッロ / パレリャーダ | 同じ3品種 |
| アルコール | 11.5% | 11.5% |
| 甘辛 | 辛口 | 辛口 |
| 容量 | 750ml | 750ml |
価格差は33円。 品種も度数も容量もタイプも同じです。
棚の前でこの2本を見比べたら、どちらを選んでも同じだと思うはずです。 わたしたちもそう思っていました。
違うのは、日本に運んできた会社でした
裏ラベルで唯一はっきり違ったのは、ここです。
| 輸入者 | |
|---|---|
| ハウメセラ | 株式会社シジシージャパン(CGC) |
| コドルニウ | コストコホールセールジャパン株式会社 |
どちらも小売のグループ会社が自分で輸入しています。 酒類専門の商社を通していません。835円・868円という価格は、この構造から来ていると考えるのが自然です。
同じ品種、同じ度数、同じような仕入れ方。 ますます「差はない」と思える条件がそろっていました。
2. ハウメセラ カヴァ ブリュット(三徳・835円)

三徳のスパークリング売り場にあった1本です。

裏ラベルが親切でした。 品種が3つとも書いてあり、甘辛の位置が目盛りで示され、飲み頃温度まで指定されています。
> 飲み頃温度:4℃〜6℃(冷蔵庫で冷やしてください)
表ラベルには TRADITIONAL METHOD / FERMENTED IN THIS BOTTLE、裏には「瓶内2次発酵の本格スパークリングワインです」。835円でも製法はシャンパーニュと同じということです。
合わせたのは、オリーブだけです。

| 評価者 | 評価 | 感想 |
|---|---|---|
| 夫 | ★★★☆☆(3 / 5) | 飲んだ後に少し苦味のようなものが残る印象。値段並みの味。 |
| 妻 | ★★★☆☆(3 / 5) | 甘くなくスッキリしている。 |
3. コドルニウ エレンシア ブリュット(コストコ・868円)

3日後、コストコで買った1本です。通常1,088円のところ、レジで220円引きになって868円でした。
こちらは1551年創業のコドルニウ社。表ラベルには「1872年に造られた最初のカバへのオマージュ」と書かれています。売り場の箱には「スペイン国内No.1 CAVAブランド」とありました。
この日の食卓は寿司とロティサリーチキン、それにタコのハーブ蒸しでした。詳しくはこちらの記事に書いています。
| 評価者 | 評価 | 感想 |
|---|---|---|
| 夫 | ★★★★☆(4 / 5) | アルコールも11.5%とワインにしては低めで飲みやすい。デイリーワインとしての価格も魅力的。 |
| 妻 | ★★★★☆(4 / 5) | スッキリしていて飲みやすい。お肉よりも魚介系やとりむね肉のようなさっぱり目のメニューとの相性が良さそう。 |
4. 結果:夫婦そろってコドルニウでした
| ハウメセラ | コドルニウ | |
|---|---|---|
| 夫 | ★3 | ★4 |
| 妻 | ★3 | ★4 |
| また買う? | いいえ | はい |
2人とも、独立に同じ判断をしました。
「どちらがおいしかった?」と聞き合う前に、それぞれ別に評価を書いています。そのうえで一致しました。33円の差で、★が1つ動き、「また買う」が「買わない」に変わりました。
決め手になったのは、夫のこのコメントです。
> 飲んだ後に少し苦味のようなものが残る印象。値段並みの味。(ハウメセラ)
ハウメセラが悪いわけではありません。835円のカバとしては、ちゃんと835円ぶんの味がしました。 ただ、33円足すと後味の引っかかりが消える、という体験をしてしまった。
5. 何が違ったのかは、正直わかりません
ここから先は書けることが限られます。
ラベルに書かれている情報では、差の理由を説明できませんでした。 品種も度数も同じ、製法もどちらも瓶内2次発酵です。
説明がつきそうな要素はいくつか思いつきます。熟成期間、ドサージュ(加える糖分)の量、ブドウの産地や畑の格。しかしどれもラベルには書かれていません。 調べればどこかに書いてあるかもしれませんが、それは「飲んで分かったこと」ではないので、ここには書きません。
わたしたちが言えるのは1つだけです。
スペックが同じでも、味は同じではありませんでした。
6. 「カバはどれも同じ」ではなかった
この飲み比べで変わったのは、棚の前での態度です。
1,000円以下のスパークリングは、これまで「どれも同じようなもの」と思って、安い順に手に取っていました。その選び方は、たぶん間違っていました。
このサイトでは「ワインは産地で選ぶべき」で、1,000円台の旧世界ではスペインが例外的に強いと書きました。今回の2本は、どちらもその裏付けになっています。835円で瓶内2次発酵が飲めるのは、やはりスペインだけです。
ただ、その中でも差はありました。産地で絞ったあとは、飲んで覚えるしかありません。
7. まとめ:33円は、けちるところではなかった
| 勝ったのは | コドルニウ エレンシア(コストコ・868円) |
| 差 | わずか33円 |
| 評価 | 夫婦そろって★4 vs ★3 |
同じ日に飲み比べたわけではありません。 3日空いていますし、合わせた料理も違います。厳密な比較ではないことは、正直に書いておきます。
それでも、2人が別々に書いた評価が一致した以上、わが家にとっての結論は出ています。 次にカバを買うときは、コストコで箱を見ます。
そして3本目のカバを開けたら、この記事に追記します。2本で結論を出すつもりはありません。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。お酒は適量を楽しみましょう。


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