ブルガリアの赤ワインです。このサイトでは8か国めになります。
買ったのは、成城石井の1,419円。前の晩に飲んだのは、13年前のボルドー(カプ・ド・フォジェール 2013)でした。

2日続けての赤ワインで、2日続けての牛モモ、そして2日続けての★4。ところが、グラスに注いだ瞬間に妻が言いました。
> 妻:やっぱ昨日の色と全然違う
結論から言うと、黒褐色だった前日とは、まったく別の方向の赤でした。
1. 購入したときのこと(購入店舗:成城石井)
成城石井 赤坂Bizタワー店で、2026年10月4日に買いました。
| 銘柄名 | カットレヤ カベルネ・フラン 2021 |
| 購入店舗 | 成城石井 赤坂Bizタワー店 |
| 購入価格 | 本体1,290円 / 税込1,419円(750ml) |
| 品種 | カベルネ・フラン(割合の記載なし) |
| 産地 | ブルガリア(地方名の記載なし) |
| アルコール | 14% |
| 生産者 | Angel’s Estate S.A. |
| 輸入者 | 東京ヨーロッパ貿易株式会社 |

「SINGLE VINEYARD(単一の畑)」とあります。ただし、どの畑なのか、どの地方なのかは、ラベルには書いていません。
飲む前の会話です。
> 夫:これ、カベルネ・フラン。ブルガリア。
> 妻:1,000円くらいなの? これ。
> 夫:いや、もうちょっと高い。
2. 裏ラベルに書いてあること

| 品名 | カットレヤ カベルネフラン |
| 原産国名 | ブルガリア 冷蔵輸入品 |
| ヴィンテージ | 2021 |
| 内容量・度数 | 750ml・14% |
| 添加物 | 酸化防止剤(亜硫酸塩) |
味わいの説明は書かれていません。 「冷蔵輸入品」という記載があります。
3. ブルガリアのワインについて、調べたこと
わたしたちにとって、ブルガリアのワインは初めてでした。出典つきで、確認できたことだけを書きます。
| 内容 | 出典 | |
|---|---|---|
| ブドウ畑 | 約60,000ヘクタール(2016年の数字)。生産量は世界22位 | Wine Folly |
| 産地の区分 | 2005年から、ダニューブ平原とトラキア(トラキア低地)の2つの保護地理的表示。畑の約75%はトラキア | 同上 |
| カベルネ・フラン | ブルガリアの穏やかな気候でよく育つ。ただしまだ新しく、探しにくく、出来にばらつきがある。単一品種のワインは、カシス、赤パプリカ、ピーマン、ミントなどの香り | 同上 |
| 生産者 | Angel’s Estate は、スタラ・ザゴラのトラキア低地にある、自社畑を持つ現代的なワイナリー | En Primeur Club |
注意点が2つあります。
- このワインのブドウが、どの畑のものかは分かりません。 生産者の拠点と、ブドウの産地が同じとは限らないので、「トラキア産」とは書けません
- 「カットレヤ」というブランドの情報は、調べた範囲では見つかりませんでした
4. 夫婦それぞれのテイスティング評価
| 評価者 | 評価 | 感想 |
|---|---|---|
| 夫 | ★★★★☆(4 / 5) | 軽いのかなと思ったが、ミディアムという感じ。スパイシー。ベリーの香りではない。辛いと感じているわけではないのに、辛いという感じがきそうな。味のボキャブラリーはまだ全然ないけど、美味しい。こういう味のワインはあまり買ったことがなかった。お肉との相性は最高に良い。全然邪魔しない。ベストマッチ。 |
| 妻 | ★★★★☆(4 / 5) | 昨日(カプ・ド・フォジェール)より濃くて、茶色くない。軽いけれど、辛口で、軽さほど重くはない。果物の酸味ではない、何かの酸味。マジスパイシー。ワインの表現で「ペッパー」と言うので、スパイシーで合っていると思う。美味しい。 |
2人とも★4。リピートは「はい」。
注いで、乾杯の直後です。
> 妻:やっぱ昨日の色と全然違う
> 妻:昨日の色味より濃い…昨日の色味より茶色くないというかさ
> 夫:うん。紫…かな。紫だね
前日は、夫婦そろって「色が紫じゃない」と言っていました。今日は、紫です。 2013年と2021年で、8年の差があります。ただ、品種も産地も違うので、年数の差だけが理由とは限りません。
軽いのか、重いのか
> 夫:でもなんか、軽いんかね?
> 妻:そうね。軽いけど、でも…辛口で…軽さほど重くはない
> 夫:ミディアムっていう感じかね
夫は「ミディアム」、妻は「軽いけど、軽さほど重くはない」と、言葉は少し違います。 ボディは中程度として記録しています。
スパイシーで、ベリーではない
> 夫:なんか、スパイシーだね
> 夫:ベリーではないね(笑)。香りが
> 妻:マジスパイシーやね
> 夫:これ、テイスティングで当てる自信ないわ
前日の「プルーンっぽい」「土っぽい」とは、言葉の向きがまったく違います。
「ペッパー」という言葉が出た
> 夫:本当スパイシー。何だろう、辛いって感じてるわけじゃないんだけど、辛いっていう感じがきそうな…
> 妻:ペッパーとか言うじゃん、ワインの表現で
> 夫:胡椒とかペッパーとかね
> 妻:だから普通にこういう感じで合ってるんだと思うよ、スパイシー
記事14で、胡椒の香りはロタンドンという成分が由来になる品種がある、と書きました。このワインのスパイシーさが何に由来するのかは、分かりません。 品種の特徴なのか、ほかの理由なのかは、ここでは断定しません。
> 夫:え、まだ味のボキャブラリー全然ないんだけど。美味しい
> 夫:なめし革とか言って、どういう表現かよく分かんない(笑)
「なめし革」は、熟成した赤ワインの表現としてよく出てくる言葉ですが、わが家にはまだ実感がありません。言葉を知らなくても、感じたことは書けるということが、記事19に続けて確認できました。
酸味は、果物の酸味ではなかった
> 妻:なんか果物の酸味じゃない何かの酸味
何の酸味なのかは、分かりません。「果物ではない」 という感覚だけを、記録に残します。
買ったことのない味
> 夫:なんかあんまりこういう味のワイン買ったことなかったから
> 夫:これ覚えときたい
5. 合わせた料理:牛モモのミディアム
牛モモのミディアム バルサミコ酢とはちみつのソース(調理時間 15 分)
材料
- 牛モモ肉 250gくらい
- バルサミコ酢 適量(好みで調整)
- はちみつ 適量(好みで調整)
- オリーブオイル 適量(好みで調整)
- 塩・こしょう 適量(肉の下味)
作り方
- 牛モモ肉に塩・こしょうで下味をつけ、ミディアムに焼く。数分。
- 薄く切って皿に並べる。
- オリーブオイルを多めに、バルサミコ酢とはちみつを少しずつ、好みの味に調整しながら、肉にかける。
牛モモを250gくらい、ミディアムに焼きました。 調理は数分です。薄く切って、ソースをかけています。
お肉の下味は塩こしょう。ソースは、オリーブオイル、バルサミコ酢、はちみつ、塩です。分量は「好みに合わせて適量」。オリーブオイルを多めに、バルサミコ酢とはちみつを少しずつ、味を見ながら調整して、肉にかけます。
> 妻:はちみつと。胡椒は入れてない。塩
お肉には胡椒を使っているので、ワインのスパイシーさと、料理の胡椒の感じには、近いところがあったようです。
> 妻:いや、でも胡椒感は近いかもね
前日も、牛モモでした。ソースが違いました。(前日はキウイときゅうり、今日はバルサミコ酢とはちみつです。)
6. 検証:何が合ったのか
牛モモは、ベストマッチ
> 夫:お肉との相性は最高に良い
> 夫:うん、全然邪魔しない。美味しい
> 夫:うん、お肉すごい合うね。ベストマッチ
「邪魔しない」 という言い方が、いちばん的確だと思います。ワインが肉を引き立てる、というより、肉の味を邪魔せず、並んで進む感じです。
お肉自体も、評判が良い一皿でした。
> 妻:柔らかい!
> 妻:やっぱこれ系がいいわ
タコのカルパッチョ
この日は、もう1品ありました。タコのカルパッチョです。玉ねぎ、みかん、ディルがのっています。
> 妻:海鮮とディルは、やっぱりよく合う。サーモンとかによくついてる
> 夫:うん。今回アクセントあるね
ただし、ワインとの相性の感想は、録音に残っていません。 この日の主役は、牛モモのほうでした。
| 料理 | 結果 |
|---|---|
| 牛モモのミディアム(バルサミコ酢とはちみつ) | ベストマッチ。「全然邪魔しない」 |
| タコのカルパッチョ | ワインとの相性の感想は、記録なし |
7. 2日続けて飲んで分かったこと
| カプ・ド・フォジェール 2013 | カットレヤ 2021 | |
|---|---|---|
| 産地 | フランス・ボルドー | ブルガリア |
| 価格 | 税込1,758円 | 税込1,419円 |
| 色 | 黒褐色(紫ではない) | 紫 |
| 香りの言葉 | プルーン、干しイチジク、土、オーク | スパイシー、ペッパー(ベリーではない) |
| ボディ | 重い | 中程度 |
| ★ | 夫4/妻4 | 夫4/妻4 |
| 料理 | 牛モモ(キウイときゅうりのソース) | 牛モモ(バルサミコ酢とはちみつのソース) |
同じ牛モモ、同じ★4でも、ワインの言葉はまったく違いました。 2日続けて飲み比べると、「赤ワイン」というひとくくりの中の幅が、よく分かります。
まとめ
| 夫 | ★4(また買う:はい) |
| 妻 | ★4 |
| 価格 | 税込1,419円(成城石井) |
| 産地 | ブルガリア(わが家では8か国め) |
| 合った料理 | 牛モモのミディアム(「全然邪魔しない」) |
| 香りの特徴 | スパイシー、ペッパー。ベリーではない。 色は紫 |
はじめて飲んだブルガリアの赤は、「スパイシー」という、これまでのわが家の記録にない言葉で語られるワインでした。
産地の情報は、調べた範囲では多くありません。このワインのブドウが、どこの畑のものかも分かりません。分からないことは、分からないまま書きました。
次にブルガリアのワインを見つけたら、また飲んでみます。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。お酒は適量を楽しみましょう。


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