【ライフ】クネ クリアンサ 2022実飲レビュー|ブリのカルパッチョに赤ワインは合うのか、試しました

実飲レビュー

生の魚に赤ワインは合わない。 よく言われることですし、たぶん正しいです。

でも、その日のブリのカルパッチョには柚子七味とすだちがかかっていました。

> 妻:これだけ薬味が効いてるなら、赤でもいけるんじゃない?

夫は反対でした。 生のブリは脂が多い。赤ワインとは最も相性が悪い部類です。

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結論から言うと、妻の読みの方が当たっていました。 ただし、条件つきです。

1. 店頭のワイン棚レポート(購入店舗:ライフ)

shelf

ライフ南千住店のスペインコーナーです。ジェームズ・サックリング91点の金色のシールが貼られていました。

銘柄名クネ クリアンサ 2022
購入店舗ライフ 南千住店
購入価格本体1,380円 / 税込1,518円(750ml)
品種テンプラニーリョ / ガルナッチャ / マスエロ
産地スペイン リオハ(DOCa)
アルコール13.5%
輸入者三国ワイン株式会社

隣にはセルメーニョ ティント(税込1,658円)、反対側にはオーガニックのカベルネ(税込1,284円)。1,200〜1,700円に固まっている棚でした。

2. 裏ラベルに書いてあること

label

このワインの裏ラベルは、必要なことが全部書いてあるタイプです。

> (DOCa リオハ・赤・ミディアムボディ)

>

> クネ社は1879年スペインの銘醸地リオハに創業した家族経営のワイナリーです。

>

> このクネ クリアンサは、ラズベリーなどの赤い果実の豊かな香りとやわらかな口当たりが魅力の赤ワインです。

「やわらかな口当たり」 ——この一行が、今回の判断材料になりました。タンニンが刺さらないということです。生の魚に合わせるなら、ここが一番効きます。

ヴィーガン認証がついています

裏ラベルの右上に V-LABEL / VEGAN のマークがあります。

意外に思われるかもしれませんが、ワインは必ずしもヴィーガン対応ではありません。 澱を取り除く「清澄」の工程で、卵白・ゼラチン・魚の浮き袋(アイシングラス)などが使われることがあるためです。

このマークは、それらを使っていないという証明です。棚で確認できる情報なので、必要な方は覚えておくと便利です。

3. 夫婦それぞれのテイスティング評価

評価者評価感想
夫★★★★☆(4 / 5)横から見ると色は濃いが、飲むとあっさりして軽い。香りは前日のピノ・ノワールに及ばない。ブリのカルパッチョにも悪くないが、白の方が合う。ステーキの赤身肉にはよく合った。
妻★★★★☆(4 / 5)ブリのカルパッチョにも悪くない。柚子七味のパンチがあるので、赤でも大丈夫だった。

2人とも★4。また買う、で一致しました。

注いだ直後の会話です。

> 夫:横から見ると色が濃い。上から見るとそうでもない

> 夫:あ、色の割にあっさりだね

> 夫:もう一口、軽い

見た目と口当たりが一致しませんでした。 グラスを横から見ると濃い赤なのに、飲むと軽い。この手の裏切りは、わりとよくあります。

4. 合わせた料理:ブリのカルパッチョ

recipe

ブリのカルパッチョ 柚子七味(調理時間 20 分)

材料

  • ブリ(刺身用) 1さく
  • オリーブオイル 少なめ
  • すだち 3個ほど
  • 柚子七味 適量

作り方

  1. ブリを薄く切って皿に並べる。
  2. オリーブオイルを少なめに回しかける。
  3. すだちを絞る。輪切りにしたものを下に敷いてもよい。
  4. 仕上げに柚子七味をふる。

手順よりも、分量の判断が大事な料理でした。

> 妻:でもオリーブオイル少なめで

> 妻:ブリだったら、もっと油っぽいんだもんね

> 夫:うん。でもこれぐらいがいいね

ブリ自体に脂があるので、オリーブオイルを足しすぎない。 カルパッチョのレシピは「オリーブオイルをたっぷり」と書かれていることが多いですが、脂の乗った魚では逆効果になります。

すだちは、絞るだけでなく輪切りを下に敷いて飾りも兼ねていました。

5. 検証:赤ワインは合ったのか

口に入れた直後のやりとりです。

> 夫:うん、ほんとだ。柚子七味で、めっちゃパンチ利いてるね

> 夫:あ、でも悪くない。 ま、白のほうがもちろん合うけど(笑)

> 妻:でも、思ったよりこれパンチ利いてるから大丈夫だよね

> 妻:悪くないよ

結論はこれです。

赤でも成立するかする。「悪くない」
白の方が合うか合う

妻の読みが当たりました。 薬味がしっかり効いていれば、生の魚に赤ワインを合わせても破綻しません。一般論だけで切り捨てるのは早すぎた、ということです。

同時に、夫の「白の方が合う」も正しいでしょう。赤は「悪くない」止まりで、白は「合う」。そこは覆りませんでした。

6. ただし、検証としては失敗しています

正直に書きます。この日の試みは、条件が崩れていました。

> 夫:結構パンチ…七味のパンチがすごい

> 妻:うん。あんまり柚子の香りがしなくなっちゃった

柚子七味の唐辛子が強すぎて、肝心の柚子の香りが消えていました。

つまり確かめられたのは「唐辛子の辛さ × 赤ワイン」であって、「柚子の香り × 赤ワイン」ではありません。もともとの仮説は、まだ検証されていないことになります。

七味を控えめにして、すだちと柚子の香りを立たせた状態でもう一度やる必要があります。次回への宿題です。

7. ステーキには、文句なしでした

この日のメインは赤身肉のステーキでした。

> 夫:美味しい。赤身肉ってこんな感じなんだ。いつも肩ロース

> 夫:柔らかい。切ってよかったね

> 妻:筋っぽいとこ切った。食べれなくなっちゃうもん

そして、ワインとの相性はこうでした。

dish

> 夫:やっぱステーキ肉には合うね

リオハと牛肉は、スペインでは定番中の定番です。 テンプラニーリョはもともと焼いた牛肉と一緒に飲まれてきた品種なので、ここは予想どおりでした。

ローズマリーを入れ忘れました

焼き方にも一つ、面白いことがありました。

> 妻:ニンニクで香り付けして、結局牛脂じゃなくてオリーブオイルで焼いちゃった

> 妻:てかぶっちゃけ入れ忘れちゃったから、後追いで、もう並べちゃって、アルミホイルで香り付け

> 妻:蒸す時じゃなくて、アルミで。アルミで蒸した

ローズマリーを焼くときに入れ忘れたので、焼き上がった肉と一緒にアルミホイルで包んで、余熱で香りを移した。

結果は「あっさりしていて美味しい」。失敗のリカバリーですが、これはこれで使える手です。 焼いてから香りを足せるということなので。

8. 順番を間違えました

最後に、記録として残しておくべき反省があります。

グラスに注いで、最初に出た言葉がこれでした。

> 夫:やっぱ昨日のピノ・ノワールのほうが香りは…

前日に5,159円のクラウディー ベイを飲んでいました。

1,518円のワインを、その翌日に開けたわけです。比較の基準が高すぎました。

★4という評価は、この条件込みの数字です。もし1週間空けていたら、違う印象になっていたかもしれません。

飲む順番は、評価に影響します。 高いワインを飲んだ直後に手頃なワインを開けない。これは覚えておきます。

まとめ

夫★4(また買う:はい)
妻★4
価格税込1,518円(ライフ)
合った料理ステーキ(赤身肉)。ブリのカルパッチョも「悪くない」

この日の収穫は、ワインそのものより「試してみないと分からない」ということでした。

生魚に赤ワイン。合わないと言われているし、実際に白の方が合いました。でも「絶対にだめ」ではなかった。 薬味が効いていれば成立する。

最後に、妻がこんなことを言っていました。

> 我々のストライク幅が広がったと思う。普段から安いワインもよく飲んでるから

いろいろ飲んでいると、合う・合わないの線引きがゆるくなる。 10年やってきて、それが一番大きな変化かもしれません。

※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。お酒は適量を楽しみましょう。

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