コストコで買った、ニュージーランドの白ワインです。税込1,178円。
グラスに注いで、夫の最初の感想はこうでした。
> 夫:これ柑橘系って言うのかな。めっちゃ柑橘系

あとで裏ラベルを読むと、「レモンやライムのような柑橘の香り」と書いてありました。わたしたちの感想と、ラベルの説明が一致した、初めての1本かもしれません。
夫婦とも★4、リピートは「はい」です。
1. 店頭のワイン棚レポート(購入店舗:コストコ)

コストコ新三郷倉庫店の棚です。
| 銘柄名 | カークランドシグネチャー ティ・ポイント ソーヴィニヨン・ブラン 2025 |
| 購入店舗 | コストコ 新三郷倉庫店 |
| 購入価格 | 税込1,178円(750ml) |
| 品種 | ソーヴィニヨン・ブラン |
| 産地 | ニュージーランド マールボロ |
| アルコール | 12.5% |
| 輸入者 | コストコホールセールジャパン株式会社 |
カークランドシグネチャーは、コストコのプライベートブランドです。この日は、コドルニウ エレンシアなどと一緒に、ワインを5本買いました。
2. 裏ラベルに書いてあること

裏ラベルの英語の説明を、日本語にするとこうなります(わたしたちの訳です)。
> マールボロ産のこのソーヴィニヨン・ブランには、トロピカルフルーツの風味、生き生きとしたレモンやライムの柑橘の香り、そしてキレのある酸があります。
夫の「めっちゃ柑橘系」は、この「レモンやライム」と同じ方向です。
3. マールボロは、どんな産地か
夫は飲みながら、こう言っていました。
> 夫:ニュージーランドのマールボロなんて、あんまり知らなかったから、勉強になったな
ニュージーランドワインの公式サイトで調べました。
| 内容 | |
|---|---|
| 気候 | 冷涼だが日照が多く、雨が少ない。水はけのよい土壌 |
| 規模 | ブドウ畑は約31,000ヘクタールで、ニュージーランド全体の約3分の2。国内最大の産地 |
| 歴史 | 1980年代に、ソーヴィニヨン・ブランでニュージーランドを世界のワイン産地にした |
| ソーヴィニヨン・ブランの特徴 | 香りが強く、果実味が鮮やか。草のような香りとトロピカルな香り、そしてミネラルの奥行き |
出典:New Zealand Wine(ニュージーランドワイン生産者協会)
このサイトのワインDBには、同じマールボロのワインがもう1本あります。5,159円のクラウディー ベイ ピノ・ノワールです。品種も色も違いますが、同じ産地で、価格は4.4倍でした。
4. 夫婦それぞれのテイスティング評価
| 評価者 | 評価 | 感想 |
|---|---|---|
| 夫 | ★★★★☆(4 / 5) | 色は結構透明。すっきり系。めっちゃ柑橘系。重くはない。しっかり辛口。ピノ・グリージョは口に含むと苦味を感じたが、これはない。ミネラルっていうか、えぐみみたいなのがある。魚系とは合う。マールボロはあまり知らなかったので、勉強になった。爽やかで美味しかった。 |
| 妻 | ★★★★☆(4 / 5) | すっきり。香りしっかり。すだちと合う。鼻に抜けるときに、結構えぐみを感じる。夏場のすっきりワイン、いいね。カルパッチョと合う。 |
2人とも★4。リピートは「はい」。

注いで、乾杯の直後です。
> 夫:色は結構透明…
> 夫:ソーヴィニヨン・ブラン。すっきり系
> 妻:うん、すっきり。香り…香りしっかり
重くない、しっかり辛口
> 夫:重くはないね、やっぱり
> 妻:重くないね
> 夫:しっかり辛口の…
ボディは軽い、甘辛は辛口として記録しています。
「ミネラル」と「えぐみ」
> 夫:なんか…ミネラルっていうか
> 妻:うん、なんか鼻に抜ける時に結構えぐみ感じる
> 夫:えぐみみたいなのがあるよね
記事14で、わたしたちは「ミネラル感」という言葉は、意味があいまいなので使わないほうがいい、と書きました。
それでも、飲んだ瞬間に夫の口から出たのは「ミネラル」でした。そして、先ほどのニュージーランドワインの公式サイトも、マールボロのソーヴィニヨン・ブランを「ミネラルの奥行き」と表現しています。
夫が何を「ミネラル」と感じたのかは、分かりません。 妻の「鼻に抜けるときのえぐみ」と、同じものを指していたのかもしれません。記事19と同じく、感じたままの言葉を、そのまま残しておきます。
夏場のすっきりワイン
> 妻:やっぱ夏場のこのすっきりワイン、いいね
夫も、飲み終えたあとに「爽やかで美味しかった」と振り返っています。
5. 合わせた料理①:鯛のカルパッチョ

鯛のカルパッチョ すだちと塩玉ねぎ(調理時間 10 分)
材料
- 鯛(刺身用) 1さく
- 玉ねぎ 1個くらい
- すだち 2〜3個
- 塩 たっぷり(玉ねぎの辛味抜き用)
- オリーブオイル 適量
- 黒こしょう 適量
- ディル 少々
作り方
- 玉ねぎを薄切りにして水にさらし、辛味を抜く。
- 水気を切った玉ねぎを、たっぷりの塩で漬けて、さらに辛味を抜く。
- 鯛を薄く切る。
- 玉ねぎと鯛を、すだちの果汁で和える。
- 皿に盛り、オリーブオイルと黒こしょう、ディルをかける。すだちを添える。
鯛を1さく、玉ねぎを1個くらい、すだちを2〜3個使いました。調理は10分ほどです。
ポイントは、玉ねぎの辛味の抜き方でした。
> 夫:これもあれだね、玉ねぎを…あれ抜いて、水抜きして…
> 妻:水にさらして、辛味抜いて。その後、結構たっぷりの塩で…また辛味を抜いて
> 妻:新玉ねぎじゃないから、これが美味しい
新玉ねぎではない普通の玉ねぎは、水にさらすだけでは辛味が残ります。 そこで、塩でもう一度辛味を抜いています。
> 妻:懐かしい。めっちゃ塩効いてる
> 夫:めっちゃ効いてるね
すだちは、果汁で和えて、さらに添えています。
> 夫:すだち、もともと使ってますけど、和えてますけど
> 夫:すだちがいいね
> 妻:すだちがめっちゃいい、爽やかで
6. 合わせた料理②:しらすとカマンベールのアヒージョ

もう1品は、カマンベールを丸ごと1個入れたアヒージョです。写真では、きのこ、長ねぎ、黒オリーブが入っています。しらすは、鍋の底に沈んでいました。
> 妻:ただ残念ながら、しらすが下の方にいっちゃって…
> 夫:あ、あった。しらす
> 夫:美味しい。しらすの塩からさとカマンベールの…
> 夫:バゲットにつけて食べると美味しい
アヒージョに入れた白ワインは、別の1本
アヒージョには、白ワインも入っています。使ったのは、何日か前に開けたピーツ・ピュア ピノ・グリージョの残りでした。
> 妻:白ワインも結構入れたよ
> 夫:白ワイン、あれ入れたんだ、ピノ・グリージョね
> 妻:入れた。ごめんね、もったいないけど、もう何日も経ってるしと思って
> 妻:これ、白ワイン入れると美味しい
7. 検証:何が合ったのか
両方とも、ワインに合いました。 そのうえで、夫はこう振り返っています。
> ミネラルを感じたという意味では、カルパッチョがよく合いました。
飲みながらの会話でも、魚とすだちの話が続いていました。
> 妻:いや、これね、ワインのこのすだちと合う
> 夫:柑橘、柑橘で合うね
> 夫:魚系とは合うね
ワインの柑橘の香りと、すだちの柑橘。 同じ方向の香りを重ねると、合いやすいということかもしれません。記事04で書いた「香りと調味料のリンク(風味の同調)」の考え方に、近い組み合わせです。
| 料理 | 結果 |
|---|---|
| 鯛のカルパッチョ(すだち・塩玉ねぎ) | よく合った。「柑橘、柑橘で合う」 |
| しらすとカマンベールのアヒージョ | 合った。バゲットにつけて |
8. ピノ・グリージョと比べて
この日、夫は数日前に飲んだ1本と比べていました。
> 夫:あのおじさんワインの…あれ何だっけ? ピノ・グリージョか。あれ、口に含んでると、ここらへんにすごい苦味感じたんだけど、これ、これはないね
「おじさんワイン」は、ラベルにひげのおじさんの絵がある、ピーツ・ピュアのことです。
| ティ・ポイント(今回) | ピーツ・ピュア ピノ・グリージョ | |
|---|---|---|
| 産地 | ニュージーランド マールボロ | オーストラリア マレー・ダーリング |
| 価格 | 税込1,178円(コストコ) | 税込1,188円(三徳) |
| ★ | 夫4/妻4 | 夫4/妻4 |
| 苦味 | 感じなかった | 口に含むと、すごい苦味を感じた |
| リピート | はい | 条件付き |
ほぼ同じ価格で、★も同じ4です。それでも、夫婦ともに美味しかったのは、ティ・ポイントのほうでした。
ピーツ・ピュアが「条件付き」なのは、家の近くの三徳で買えるからです。コストコは家の近くにありません。味ではティ・ポイント、買いやすさではピーツ・ピュア、という結論になりました。
なお、記事08では、ピーツ・ピュアを「夫婦の愛飲銘柄」として紹介しています。そこで気に入っていると書いたのは、シャルドネとシラーズです。ピノ・グリージョは、今回が初めてでした。
まとめ
| 夫 | ★4(また買う:はい) |
| 妻 | ★4 |
| 価格 | 税込1,178円(コストコ) |
| 産地 | ニュージーランド マールボロ |
| 合った料理 | 鯛のカルパッチョとすだち、しらすとカマンベールのアヒージョ |
| 香りの特徴 | 柑橘系(ラベルの説明とも一致)。ミネラル、鼻に抜けるえぐみ |
1,178円のマールボロは、すだちと鯛のカルパッチョに、柑橘どうしで合いました。 夏場のすっきりした白を探している人に、向いていると思います。
ただし、コストコの会員でないと買えません。近くにコストコがあるなら、1本試してみる価値はあります。
翌日には、同じ日にコストコで買ったスペインのシャルドネを開けました。色も余韻も正反対だった2本の比較は、コドルニウ シャルドネ オーガニックの記事に書いています。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。お酒は適量を楽しみましょう。


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